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「耳から白い糸」とは、1990年代前半から若者を中心として日本全国へと広まったものとされている、ある女性が耳たぶにピアスの穴を開けた際に起きたという、悲惨な事故にまつわる都市伝説のことである。その都市伝説の内容とは、「ある女性が友人の協力を得て耳たぶにピアスの穴を開けたところ、その穴から謎の白い糸のようなものが飛び出てきて…」というものである。この都市伝説については、2004年10月4日から2005年2月1日にかけてネット配信されていた、オムニバス形式のドラマ番組「渋谷怪談 サッちゃんの都市伝説」の第7話などで過去に何度か映像化がされている。
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「耳から白い糸」の内容

この「耳から白い糸」という都市伝説の内容とは、下記の通りである。

ある日、一人の女性が友人の協力を得て、耳たぶにピアスの穴を開けてもらうことにした。

その友人は慣れた手つきで安全ピンを火で炙り、彼女の耳たぶに突き通してあっという間にピアスの穴を開けてしまった。しかし、よく見ると開けたばかりの耳の穴からは、なぜか謎の白い糸のようなものが飛び出している。

そこで友人はその糸を掴み、思いっきり引っ張った。その糸はとても長く、友人が引っ張ると次々に奥から出てくる。それでも友人が引っ張り続けていると、やがて糸が何かに引っかかるような感触があり、そのまま強引に引っ張ると「プチッ」という音がして糸は切れてしまった。

すると、ピアスの穴を開けてもらっていた女性が、突然「誰?部屋の電気を消したのは?イタズラとかやめてよ」と言い出した。もちろん、誰も部屋の電気は消してはいない。

実は、その白い糸は視神経であり、それが切れてしまったために彼女は失明してしまったのだ。

その真相とは?

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現在、この「耳から白い糸」という都市伝説については、医学的にはありえない話だと考えられている。それはピアスの穴開けという行為は、専用の清潔な器具を用いて行えば安全なものであり、実際に現在まで日本国内では、ピアスの穴開けの際に失明したという事例などは報告されていないためである。
  • 視神経は脳神経の一つであるため、脳と直接繋がっており、耳たぶには通ってはおらず、また視神経はタコ糸程度の太さがあるため、それよりも小さなピアス穴から露出するとは考え難い
  • 「東洋医学では、目に関係するツボが耳に集中しているため」と説明されるケースもあるが、ツボに刺激を加えることで失明に至ったという事例は、現在までに一度も確認されてはいない
  • その場合によっては、ピアスの穴から「白い物体」のようなものが出てくることは考えられるが、それは余分な脂分の集合体などである

これらのことから、この都市伝説については「ピアス=不良」という偏見が根底にある、一部の親や教師などが子供たちに対して方便として話していた創作話が、結果的には都市伝説として形を変え、日本全国へと広まってしまった可能性が高いものと考えられる。

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管理人から一言

本当だったら、耳たぶなんて怖くて触れませんね…。