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「下水道の巨大ワニ」とは、アメリカ合衆国を中心として囁かれている、もともとはペットとして飼育されていたワニの行方にまつわる都市伝説のことである。その内容とは、「アメリカ合衆国にて、もともとはペットとして飼育されていた何匹もの小さなワニが、飼い主に捨てられた後に偶然下水道へと流れ着き、現在ではアメリカ国内の下水道にて、突然変異した巨大で真っ白なワニが多く棲息している」というものである。この都市伝説は、多くの小説や映画などのモチーフとなっている。
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「下水道の巨大ワニ」とは?

この「下水道の巨大ワニ」という都市伝説の内容とは、主に下記の通りである。

アメリカ合衆国のニューヨーク州では、かつてフロリダ産のワニの幼体を取り寄せ、子供たちのペットとして飼育させることが流行していた時期があった。しかし、飼い始めた頃は小さく可愛いかったワニも、次第に大きく成長してエサ代も増え、いつしか厄介者となったワニを野に放つ者が現れた。この時、彼らの中にはワニをトイレに流した者がいた。

その後、運良く生き長らえて下水道に流れ着き、その劣悪な環境の中で生き抜いた固体は、いつしか巨大化し、そのまま下水道の中で繁殖を始めた。ほとんど光の当たらない下水道の中で生まれたワニには、もはや視力は必要なく、月日が経つとともに眼は退化していき、やがて視力は完全に失われ、また同時に体色も失い、真っ白なアルビノ固体ばかりが増殖するようになっていった。

そして、現在、ニューヨーク州の下水道には、眼が退化した巨大で真っ白なワニが、数多く棲息しているのだという。

実際にあった目撃事例

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人類学者のローレン・コールマンは、1843年から1973年にかけての間、アメリカ合衆国の各地から、通常では考えられないような場所でワニを目撃したという事例を約70件以上も報告している。

その目撃事例の中には、下水道でワニを目撃したものとして、1935年2月10日付けのニューヨーク・タイムズ紙に掲載された記事の内容が記録されている。その記事によれば、ワニはマンハッタンの東123番通りにある地下道において、雪をマンホールに捨てに行った少年により発見され、後にレスキュー隊によって射殺されたのだという。

しかし、なぜ、マンハッタンの下水道にワニがいたのかについては、現在でも不明とされている。

その真相とは?

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ニューヨーク州の冬の気温はマイナス10℃近くにまで下がることがあり、自らの意思では体温調節のできない爬虫類のワニが生きていくには、あまりにも寒過ぎる環境である。また下水道の水質は汚染が進んでおり、病原菌などの問題もあるため、仮に下水道に何匹ものワニが流れ着いたとしても、それらのワニが繁殖にまで至るとは考え難く、この都市伝説は非現実的なものとなっている。

またローレン・コールマンが報告している、マンハッタンの下水道におけるワニの目撃事例は、その正体は逃げ出したばかりのペットのワニである可能性が高いと考えられる。

関連動画

この動画は、下水道ではなく、下水管で発見されたワニの様子を捉えた映像である。とても窮屈そうである。



管理人から一言

この話が本当なら、捨てられたワニが可哀想です…。