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「エイズ・メアリー」とは、アメリカ合衆国を中心として囁かれている、後天性免疫不全症候群(略称:エイズ)の感染にまつわる都市伝説のことである。その内容とは、「ある男性が出張先の異国の地にて、自らを『メアリー』と名乗る美しい女性と一夜をともにするのだが…」というものである。この都市伝説は、日本国内では「ルージュの伝言」とも呼ばれることがあり、また主人公が女性で相手が「ハリー」という名前の男性だとする、「エイズ・ハリー」という派生型の話なども存在している。
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「エイズ・メアリー」とは?

この「エイズ・メアリー」という都市伝説には複数の派生型が存在するが、その主な内容とは下記の通りである。

アメリカ合衆国へと出張でやってきた一人の男性が、その日の仕事が無事に終わったため、街にある小さなバーでお酒を飲んでいた。その時、隣の席に一人の美しく、とても魅力的な女性が座ってきた。男性は異国の地で酔っ払っていたということもあり、その女性に思い切って声をかけた。

その女性は、自らを『メアリー』と名乗り、二人はとても話が合ったため、すぐに打ち解けることができた。そして、男性は自らが宿泊しているホテルへとメアリーを誘い、二人は一夜をともにした。

翌朝、男性が目を覚ますと、なぜかメアリーはすでに姿を消していた。念のため、男性は部屋の中にある自らの所持品などを全て調べてみたが、何一つなくなっているものなどはなかった。そのため、男性は「きっと、メアリーは私を起こさずに自宅に帰っただけなのだろう」と考えて安心し、身支度を整えるために洗面所へと向かった。

しかし、男性は洗面所の前で大きな悲鳴を上げることになる。なぜなら、その洗面所の鏡には、メアリーのものと思われる真っ赤な口紅で大きく、このように書かれていたからだ。

「Welcome to the world of AIDS(エイズの世界にようこそ)」

その真相とは?

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現在、アメリカ合衆国の一部の州・イギリス・ドイツ・カナダ・オーストラリアなどの多くの国々では、自らがエイズの感染者だと自覚しているにも関わらず、相手にそのことを明かすことなく、また感染予防を行わずに性行為を行った場合、その人物を性犯罪者として取り締まることができるという法律が施行されている。そのため、そのような行為を行った者はマスコミによってテレビ番組や新聞などで大きく報道されており、この都市伝説に類似するような事件が多く発生しているため、この都市伝説のもとになったと思われる事件を特定することは難しい。

しかし、この都市伝説に登場する、「メアリー」という女性のモデルになったと思われる人物が発見されている。それは世界で初めてチフス菌の健康保菌者として確認された、アメリカ人の「メアリー・マローン」という女性である。「健康保菌者」とは、病原体の感染者であるにも関わらず、その症状が現れずに他の人間や動物に感染症を伝染させる可能性のある者のことである。このメアリー・マローンは、1900年代初頭にニューヨーク周辺で腸チフスが広まった事件の原因になった人物だとされている。

近年、日本国内でもエイズの感染者は増加傾向にあり、この都市伝説は海外のものとして、どこか現実離れした話だという印象を受ける者が多いが、是非とも「一夜限りの火遊び」には注意していただきたい。

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管理人から一言

浮気者の夫を持つ、どこかの女性が広めた都市伝説なのかもしれません…。