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「MJ-12(マジェスティック・トゥウェルヴ)」とは、1947年7月にアメリカ合衆国のニューメキシコ州にある都市ロズウェルの付近にて、未確認飛行物体と思われる円盤のような物体が墜落した「ロズウェル事件」が発生した直後に、アメリカ政府が秘密裏に発足したという委員会のことである。この委員会はハリー・S・トルーマン大統領の命によって発足され、アメリカ政府の幹部や著名な科学者など、12人のメンバーによって構成されており、宇宙人との接触や交渉などを極秘に行っているとされている。1987年5月29日にトルーマン大統領のサインがされた機密文書「MJ-12文書」が流出したことが明らかとなり、その存在が多くの人々に知れ渡ることになった。
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「MJ-12」とは?

「MJ-12(マジェスティック・トゥウェルヴ)」とは、アメリカ政府が宇宙人に関する調査や研究、宇宙人との接触や交渉などを行うために秘密裏に発足したという委員会のことである。この委員会が発足した時期は、1947年7月にアメリカ合衆国のニューメキシコ州にある都市ロズウェルの付近にて、未確認飛行物体と思われる円盤のような物体が墜落した「ロズウェル事件」が発生した直後だと考えられている。

この委員会は、当時のアメリカ大統領であるハリー・S・トルーマン大統領の命によって発足されたものであり、アメリカ政府の幹部や著名な科学者、UFO研究家など12人のメンバーによって構成されている。1954年頃には宇宙人との接触や交渉などを開始しており、その際の契約によってアメリカ政府は宇宙人が遺伝子実験を行うために、地球上の人間や家畜などを誘拐することを黙認することになっているのだという。

1987年5月29日に「MJ-12文書」と呼ばれる、ハリー・S・トルーマン大統領のサインがされた機密文書が流出したことが明らかとなり、アメリカ国内のマスコミによって大々的に取り上げられたため、その存在が多くの人々に知れ渡ることになった。この文書はトルーマン大統領からジェームズ・V・フォレスタル国防長官へと宛てられたものと、第3代中央情報局長官のロスコー・H・ヒレンケッターから次期大統領であるドワイト・D・アイゼンハワー大統領へと宛てられたものの二つが確認されており、これまでのMJ-12の活動記録や宇宙人に関する調査内容などの一部が書かれていた。

「MJ-12」のメンバー

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この「MJ-12」の発足当時のメンバーと考えられている人物は、下記の通りである。

  • ロスコー・H・ヒレンケッター
誕生:1897年5月8日
死没:1982年6月18日
第3代中央情報局長官であり、アメリカ空中現象調査委員会の理事会メンバーを務めていた人物である。

  • ホイト・S・ヴァンデンバーグ
誕生:1899年1月24日
死没:1954年4月2日
第2代中央情報局長官であり、アメリカ空軍参謀総長を務めていた人物である。

  • ヴァネヴァー・ブッシュ
誕生:1890年3月11日
死没:1974年6月30日
マンハッタン計画に携わっていた工学博士であり、マサチューセッツ工科大学副学長を務めていた人物である。

  • ジェームズ・V・フォレスタル
誕生:1892年2月15日
死没:1949年5月22日
第47代アメリカ合衆国海軍長官や初代アメリカ合衆国国防長官などを務めていた人物である。

  • デトリーブ・W・ブロンク
誕生:1897年8月13日
死没:1975年11月17日
ジョンズ・ホプキンス大学学長や米国科学アカデミー会長などを務めていた人物である。

  • ドナルド・H・メンゼル
誕生:1901年4月11日
死没:1976年12月14日
天文学者であり、アメリカ天文学会会長を務めていた人物である。

  • ゴードン・グレイ
誕生:1909年5月30日
死没:1982年11月26日
国家安全保障問題担当大統領補佐官や国防動員局長官などを務めていた人物である。

  • ジェローム・C・ハンセーカー
誕生:1886年8月26日
死没:1984年9月10日
マサチューセッツ工科大学の航空技師であり、工学博士だった人物である。

  • ロイド・V・バークナー
誕生:1905年2月1日
死没:1967年6月4日
物理学者であり、海軍将校だった人物である。

  • ネーサン・F・トワイニング
誕生:1897年10月11日
死没:1982年3月29日
第3代アメリカ空軍参謀総長や第3代アメリカ統合参謀本部議長などを務めていた人物である。

  • ロバート・M・モンターギュ
誕生:1899年8月7日
死没:1958年2月20日
ロズウェル事件の直後に隠蔽工作を行ったと疑われている、陸軍大将だった人物である。

  • シドニー・W・サウアーズ
誕生:1892年3月30日
死没:1973年1月14日
初代中央情報局長官であり、アメリカ国家安全保障会議秘書官を務めていた人物である。

「MJ-12文書」流出事件

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この「MJ-12」の存在が広く知れ渡るきっかけとなった、「MJ-12文書」流出事件の詳細は下記の通りである。

1984年12月11日、アメリカ人の番組プロデューサーであるジェイム・シャンデラは、匿名を名乗る人物から小さな郵便物を受け取った。その郵便物は厳重に包装された小包であり、その中には未現像の35mmフィルムが納められていた。

不思議に思ったシャンデラがそのフィルムを現像してみると、そのフィルムはアメリカ政府の機密文書を写したものであり、下記の二つの文書を確認することができた。


1. MJ-12の発足に関する文書
この文書の日付は「1947年9月24日」となっており、ハリー・S・トルーマン大統領からジェームズ・V・フォレスタル国防長官へと宛てられたものである。その文書の内容とは、「工学博士のヴァネヴァー・ブッシュと協議を行い、ロズウェル事件の調査を行うための専門の委員会を発足させ、その委員会の名称を『MJ-12』とすること」というものである。この文書には、トルーマン大統領による直筆のサインがされていた。


2. MJ-12の活動記録に関する文書
この文書の日付は「1952年11月18日」となっており、第3代中央情報局長官のロスコー・H・ヒレンケッターから次期大統領であるドワイト・D・アイゼンハワー大統領へと宛てられたものである。その文書の内容とは、MJ-12の全てのメンバーとその活動記録、これまでの宇宙人に関する調査内容などの情報がまとめられたものである。この文書には、1947年7月に発生した「ロズウェル事件」の際に、人間のような姿をした宇宙人の死体を4体回収したということが書かれていた。


このことに驚いたシャンデラは、知人のUFO研究家であるウィリアム・L・ムーアに相談した。その後、ムーアは知人のUFO研究家であるスタントン・フリードマンに協力を依頼し、三人はこの文書の真偽を確かめることにした。その時、三人のもとへニュージーランドから差出人不明の手紙が届いた。その手紙には首都ワシントンD.C.にあるアメリカ国立公文書記録管理局にて、1974年に改正された情報公開法によって新たに公開された文書を調べるようにと指示が書かれていた。

1985年7月、三人はアメリカ国立公文書記録管理局を訪れ、そこでドワイト・D・アイゼンハワー大統領の補佐官ロバート・カトラーが、このMJ-12の存在について触れたものと見られるメモを発見した。そのメモの日付は「1954年7月14日」となっており、その内容とは「1954年7月16日にホワイトハウスにて、MJ-12に関する概況説明を行う」というものだった。

1987年5月29日、三人はこのMJ-12文書が本物であり、MJ-12という委員会が実際に存在するということを確信したため、この文書の公表に踏み切った。その後、このMJ-12の存在については、アメリカ国内のマスコミによって大々的に取り上げられ、新聞やテレビなどを通して多くの人々に知れ渡ることになった。

その真相とは?

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現在、この「MJ-12文書」という機密文書については、下記の理由などから何者かによって偽造されたものである可能性が高いと考えられている。
  • アメリカ政府における公文書の日付の表記規則と、この文書の日付の表記規則が全く異なっている
  • この文書を作成するために使用されたタイプライターは、1940年代当時にはまだ製造されていなかった
  • ハリー・S・トルーマン大統領のサインは、別の文書からコピーされたものであることが判明している
  • この文書内には、1940年代当時にはまだ一般的には使用されていなかった用語が多用されていた
  • アメリカ政府の公文書にも関わらず、人物名や地名の表記ミスがあまりにも多すぎる
また三人がアメリカ国立公文書記録管理局にて発見したとされる、ロバート・カトラー補佐官のメモについては、MJ-12文書と同様に偽造されたものであると考えられている。その理由としては、このメモが書かれたとされる1954年7月14日には、カトラー補佐官はアメリカ国内にはおらず、ヨーロッパと北アフリカの国々を訪問していたことが判明しており、またアメリカ政府における公文書の表記規則と異なる箇所が多く見つかっているためである。そのため、三人がアメリカ国立公文書記録管理局を訪れる前に、何者かが偽造したメモを事前に紛れ込ませていたものと見られている。

このMJ-12文書とカトラー補佐官のメモを偽造した人物としては、その真偽を確かめていた三人の一人である、UFO研究家のウィリアム・L・ムーアである可能性が高いものと見られている。その理由としては、この文書とメモにおける数字・日付の表記規則が、ムーアの書いた手紙と全く同じであることが判明しているためである。その動機については不明だが、以前からムーアは宇宙人やUFOに関する書籍をいくつも出版しているため、単純に金銭的なものが目的だったのではないだろうか。

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マイケル・ジャクソンでも、マイケル・ジョーダンでもないのです…。