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「ラフレシア」とは、ボルネオ島やスマトラ島など、東南アジア周辺の一部の地域に分布する、巨大な寄生植物のことである。このラフレシアという植物は、開花するまでに約3年間ほどの長い年月を要するが、その花は咲いてから約3日間ほどで枯れてしまうものとされている。この花は、大きいものでは直径が約90センチほどに成長することもあり、「世界でもっとも大きな花」として世界中で広く知られている。しかし、その花からは強烈な腐臭が発せられており、無闇に近づくと痛い目に合うことになるのだという。
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「ラフレシア」とは?

「ラフレシア」とは、ボルネオ島やスマトラ島など、東南アジア周辺の一部の地域に分布する、ラフレシア科に属する巨大な寄生植物のことである。このラフレシア科の植物としては、現在までに約50種類ほどのものが確認されている。

この植物は、1818年頃にシンガポールの創設者である、トーマス・ラッフルズが率いる調査隊によって、東南アジアのジャングルにて初めて発見されたものである。この時に発見されたものは、学名を「ラフレシア・アーノルディー」と名付けられており、その名称は発見者のラッフルズと調査隊のメンバーの一人であるジョセフ・アーノルドという人物の名前に由来している。また一般的には「ラフレシア」と言えば、このラフレシア・アーノルディーを指すことが多い。

この植物はブドウ科の植物の根の部分に寄生して育つため、全ての栄養を宿主に依存しており、自らは光合成を行うための能力などを持っていない。また茎・根・葉などは持っていないものの、その花は雄花と雌花にわかれている。その奇怪な見た目から、「人食い花」や「食虫植物」などと誤解されることがあるが、そのような特徴は有していない。

「ラフレシア」の花

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このラフレシアという植物は、開花するまでに約3年間ほどの長い年月を要するが、その花は咲いてから約3日間ほどで枯れてしまうものとされている。そのため、ボルネオ島やスマトラ島などの旅行代理店では、ラフレシアの見学ツアーを主催しているところもあるが、実際にラフレシアの花を見ることができる者は少ないのだという。

この花は、大きいものでは直径が約90センチ、重さは約8キロほどに成長することもあり、「世界でもっとも大きな花」として世界中で広く知られている。またラフレシア科に属する植物の中では、ラフレシア・アーノルディーがもっとも大きな花を咲かすものとされている。

しかし、様々な世界一の記録を紹介している書籍「ギネス世界記録」では、世界でもっとも大きな花として、直径1.5メートルほどの花を咲かすという植物「ショクダイオオコンニャク」が公認されている。このショクダイオオコンニャクの花は、厳密にはその大部分を花序が占めており、「果たして、世界でもっとも大きな花ということができるのか」という疑問の声が挙げられている。

「ラフレシア」の匂い

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このラフレシアという植物の花からは強烈な腐臭が発せられており、無闇に近づくと痛い目に合うことになるのだという。実際にラフレシアの花の匂いを嗅いだ者によれば、その匂いは腐敗臭や汲み取り式便所に喩えられることが多い。しかし、そのような強烈な腐臭が発せられるのは、枯れる間際の極僅かな時間だけである。

このような腐臭を発する理由としては、ラフレシアの花の花粉を運んでいるのはクロバエ科に属するハエであり、このハエが腐肉や獣糞の中で繁殖するため、ハエを引き寄せる目的があるものと考えられている。またラフレシアの花が奇怪な色彩や質感をしていることに関しても、同様の理由によるものだと見られている。

一般的にラフレシアの栽培は不可能だと考えられており、また現地では生息地の保護が行われている。そのため、興味のある方はボルネオ島やスマトラ島などを訪れた際には、現地の人々に近くにラフレシアの花が咲いていないか、是非とも尋ねてみてはいかがだろうか。

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管理人から一言

匂いフェチの方には、逆に堪らないような匂いなのかもしれません…。