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「黄金の夜明け団」とは、19世紀末のイギリスで創設された、隠秘学における占星術、錬金術、魔術などを実践していたとされる魔術結社のことである。別名には「黄金の暁会」、「ゴールデンドーン」などが存在する。
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その繁栄と衰退

1888年3月1日、イギリスでウィリアム・ウィン・ウェストコット、マグレガー・マザーズ、ウィリアム・ロバート・ウッドマンの3人によって、魔術結社「黄金の夜明け団」は創設された。

彼らはユダヤ教の神秘主義思想「カバラ」を基礎として、キリスト教神秘主義や錬金術、エノク魔術などを研究し、新たな魔術を編み出そうとしたのだ。そして、この魔術結社は、最盛期には100名以上の団員を抱えるまでに発展した。

しかし、19世紀末から20世紀初頭にかけて、団員による内紛が深刻化する。その後、一時的に結社の名称を「曙の星」へと変更するものの内部分裂を繰り返し、現在では規模を縮小して小さな魔術結社の一つとして存在しているという。

その教義とは?

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「黄金の夜明け団」の教義は、カバラをその基礎としながらも、キリスト教神秘主義や薔薇十字団伝説、エジプト神話、タロット占い、東洋哲学、錬金術、魔術書などを総合したものだったと言われている。

また、この魔術結社ではカバラで重要な意味を持つとされる、「セフィロトの樹」という図形に見立てた、教団特有の位階制度を構築していた。この位階制度により、団員たちは「『神』へと近づくため、下位から上位へと上昇し、自らの意識を高次元へ繋げる」という目標を掲げ、その活動に勤しんでいたという。

明るみに出た経緯

1937年から1940年にかけて、アメリカの儀式魔術師「イスラエル・リガルディー」によって、「黄金の夜明け団」の暴露本が出版されたため、この魔術結社の存在は世間に知れ渡ることになった。

その後、現代にも存在するとされる魔術結社の多くが、「黄金の夜明け団」の教義や奥義を参考にしているとされている。

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管理人から一言

「黄金の夜明け団」っていう名前、何だかワクワクしちゃいますね…。